本日、調味料の日ということでイベントが開催されました。
『調味料選手権2011~新定番調味料を探せ!~』
事前に今年出品された60品目以上の審査を通過した
10品目を調味料マイスターとメーカーの担当者が
一緒にプレゼンの上、すべての参加者に試食してもらい
投票してもらい、2011年のグランプリが決定されました。
今年のグランプリは、私がPRを担当させていただいた
秋田のしょっつる諸井醸造さんの
『十年熟仙』 です。
一年に500本しか生産されない、非常に貴重な調味料で
一昨年の発売に際しては、二ヶ月で売り切れてしまった
幻の調味料なのです。
すべての瓶にロットナンバーが振られているのもまた特徴です。
しょっつるの原料はハタハタ(秋田で冬にしか取れない魚)と塩のみで作られます。
ここで驚くべきことは、水を一切使わない…ということ。
10年以上の熟成期間を経て、ギュっとギュギュッと濃縮されたエキスを絞るのですが
どのくらい濃縮されるのかといいますと、、
「1トンから作られるしょっつるは多くても500L」(諸井醸造さんのHPより)
これを、一匹20センチ×130グラムのハタハタに換算すると、、
なんと@@!! 1本に300匹分以上のエキスです!!
通常のしょっつるだと、火入れしてから出荷されているのですが
ちょっとした環境の変化に弱く、濁ってしまったり
アンモニア臭が強くなったりするのですが、
「十年熟仙」は長期間保存してもそれがない…そうなんです。
洗練された技術と、10年間という時間をかける生産者さんの思いに
非常に胸が熱くなりながら…お手伝いさせていただきました。
こちらは授賞式後の記念撮影の様子です。
尚、本日入賞された商品のラインナップはこちらです。
<北海道> にしんのおかげ / 鮭ぶし「華ふぶき」
<秋田県> 秋田しょつる「十年熟仙」
<長野県> SURARA レタス
<山梨県> ワインペースト
<広島県> 燻製醤油「薫る大人の醤油」
<大分県> 大葉ソース / YUZURICHI /
柚子ポン酢ペースト
<福岡県> ふぐのオイル漬け中華風味
<長崎県> 雲仙アンチョビ えたりでイタリアン
どの調味料も、それぞれ個性があり
地域の名産品をうまく活用していらっしゃいますし、
それぞれが誕生するまでのストーリーがあり、
作り手の思いがあり、現在進行形で進化しています。
変わらなくて素晴らしいもの、
変わり続ける素晴らしいもの、、
日本全国にはまだ見ぬたくさんの調味料が眠っていると、再認識いたしました。
まだ見ぬ調味料に向かって、、まだまだ進み続け私も頑張ります。
ご参加の皆様、
調味料メーカーの皆様、
スタッフの皆様、、楽しい時間をありがとうございました。
【11月4日 追記】
エキサイトブログで、コネタ記事にも掲載されています。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1320368179430.html