日本のお砂糖文化
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日本は、昔から砂糖を輸入してきましたが、輸入量が増えるにつれ
通貨が外国に流出するのを防ぐために、幕府が日本の製糖業を強化し、
そこで日本独自の和三盆が発展していきました。
しかし、その文化も1858年の安政五カ国条約の締結により
大幅な関税の引き下げを行ったことにより壊滅的なダメージを受け、
廃業に追い込まれてしまったそうです。
日清戦争で領地を得た台湾から日本国内へ砂糖を供給したり
太平洋戦争後は、サッカリン・ズルチン(現在は禁止)などの
甘味料で代用…などといった歴史を経て現在へ至ります。
現在も国内で流通する砂糖は、7割以上は輸入品ですが
輸入量第二位のオーストラリアとの間でEPA交渉が進みつつあります。
「コメ、牛肉、小麦、砂糖、乳製品」を例外として…といますが、、
砂糖の関税が引き下げられると、国内の原料を使う製糖業は
大きなダメージとなることと推測されます。
日本人の伝統や、日本人の心、、私たちの”たべもの”を
振り返るときに、、国産の農産物は大事にすべきと私は思います。
同じ歴史を繰り返さないよう、願いつつ
経過を見ようと思います。