青森の郷土食 粥の汁(けの汁)の作り方
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粥の汁(けの汁)
という野菜がたっぷり入った お味噌汁をいただきます。
なぜ粥の汁というのかは、このお味噌汁の特徴でもある"具の大きさ"にあります。
全ての具が直径5mm程度のサイコロ型の大きさなのです。
これが、お粥のように見えることから『粥の汁』と呼ばれています。
昔、雪国では栄養が不足しがちなこの時期にも栄養を摂取するために
大量の野菜を使ってこの郷土料理とともに冬を過ごしていたようです。
濃い味噌で煮込むので、先人の保存食の知恵が生きているお料理です。
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■粥の汁の作り方■
具材料 (いろいろお好みで、揃う分だけで大丈夫です)
・大根
・人参
・こんにゃく
・ぜんまい
・わらび
・ふき
・高野豆腐(凍み豆腐)
・大豆(半日程度水に浸しておきましょう)
・油揚げ
・さもだし(キノコ)
・ゴボウ
・レンコン
・里芋 など。。
出汁
・煮干し(または焼き干し)
・昆布
調味料
・味噌(熟成期間が長いもの、辛口の味噌が合います)
■作り方
1、具材料を全て5mmのサイコロ型に切りそろえる
2、鍋に水から昆布と煮干しを入れ出汁を取り、1の具を次々に入れる。
(出汁昆布は、一度鍋からあげた後で5mmサイズに切りそろえ、具として入れる)
出汁の量は、具が隠れる程度(ひたひた)にしておきましょう
3、全ての材料を弱火で1時間以上煮込んだ後、味噌で濃いめに味をつけます
★食べるときは少量ずつ鍋にうつし、水を加えて食べやすくのばして いただきましょう♪
様々な具材の味が溶けあって、味わい深いお料理になりますよ!